場所 代官山 iスタジオ
講師 研究所 平松良雄氏
東京支部 「第69回大和考古学講座」を聴いて | |
渋谷代官山ⅰスタジオに拠点を移した大和考古学講座、10月7日新会場で3回目を迎えた。台風一過爽やかな秋空となった其の日ⅰスタジオは奈良物産の紹介、其の他諸々のイベントがあり当会も、今までに無く盛況だった。前会場が前任の方々の御努力に依り続いて来たことを改めて感慨深く感謝する。「大峰山寺の考古学」講師平松良雄先生は、2004年に発掘を担当された。それまで行われた修理に伴う調査等々も交え詳細に伺うことが出来た。修験の道場、祈りの場として現在に続く場所でもあるところの・・・、役ノ小角に始まる寺の沿革、元禄年間に発見された藤原道長埋納の経筒、鏡、神像、仏像、それらはA3判16枚に及ぶレジメに集大成されている。考古学的発見ばかりでは無く、小角実在の話、経筒の・・・願文、御堂関白日記、その孫の参詣記録、又他の文献資料の紹介など大変興味深いもので有った。視覚による解説は、そのときは、解かったようでも何も残らないが紙は残る。が、これも積読になってしまうと残念。先生は東京の講座は始めてとのことだったが、これを機会に代官山を吾家の庭?とされるよう願っている。(東京支部 伴 幸子) | |
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